ラン菌が生息しているペレポスト2号ゴールドで
   Cymbidiumの種子が活動はじめた状態。
   小さなプロトコームが形成されている。

   ランの種子はエネルギー源の胚乳を具備していない。
   このプトトコーム180日〜300日ほど、
   闇黒条件下で、葉緑素持たない条件で、
   生長続ける。

   この生長に必要なエネルギー源の
   炭水化物を・・・どうやって調達しているのか?
   光合成の炭素調達では、この場面が
   説明できないのである。


  ラン菌が・・・・糖を、炭素を供給するとすると、
  全て説明がつく。
  ランが・・・なぜラン菌と共生するのか。
  菌根を捨てなかったか・・・説明がつく。


   植物必須元素16の中で、
   炭素以外の元素は・・・エネルギー源ではない。
   例えば、窒素はエネルギー源ではない。
   生長を促進させる元素である!
原発行政が迷走している。
原発稼動で作る電力の表現が・・・「ベースロード電源」と表現された!
このベースロードとは・・・常時供給する基本電源だという。

このことを植物に当てはめれば、
植物のベースロードエネルギーは・・・光合成で作る澱粉である!
この理論で、これまでに植物栽培、農業の技術大系が構築されてきた。
その延長線上に「植物工場」がある。
光合成をより多く行なわせるには・・どうしたらよいのか?
更に、消耗をいかに少なくするか?
この方向から・・・肥料、活性剤・・・温度、光、湿度、通風・・・・温度較差・・・病害虫。

本当に、植物は光合成のベースロード澱粉エネルギーだけで・・・生きてきたのか?
人間だって・・・エネルギーを分散してきた。
電力でも原発、火力発電、水力、風力、太陽光・・・・。
一つに絞る危険が・・・このたびの震災で・・・分散が望ましいことになった。
考えてみれば・・・永年生きるためには当たり前のこと。
そういうことであれば・・・・
植物だって・・・光合成・・・一つの澱粉エネルギーのみでi生ききつづけてきたのか?
そういう疑問がある。
生物の進化は・・・そんなに単純なものなのか?
地球の環境というのは、植物にとって過酷である。
その中で生命、種をつないでゆくのは・・・容易ではない。
特に植物は動物のように、快適な環境を求めて移動できない。
環境に受動的に・・・受け入れ・・・生きている。
そういうことであるならば、エネルギー調達ルートが光合成一つということはありえない。
植物必須元素16の中で炭素Cの問題である。
有機物の炭素C。
高等植物の炭素の問題は、空中の炭酸ガスから調達するとされてきた。
このる理由で、作物では炭酸ガス施肥という技術が生まれた。

しかし、光合成の理論のみでは、葉の持たない「腐生ラン」。
ラン科植物のプロトコームのエネルギーは説明できない。
葉緑素を持たないリゾーム、プロトコームは光合成で澱粉を作ることは不可能だからである。
宇井清太は、本講座で、ラン科植物の葉の持たない「腐生ラン」、
更に、ランの発芽ステージに出現する「プロトコーム」のエネルギー調達に、
植物のエネルギー調達の鍵があるのではないかと推測した。
ラン菌、木材腐朽菌・・・の能力と役割。
更に、この菌が生息する「枯れ葉」「植物死骸」が堆積する環境。
「枯れ葉」「植物死骸」が堆積するエリアの生態系。

根の生態系の中に、第二のベースロードエネルギー調達ルートがあるのではないか?
ランが菌根植物である理由が・・・説明がつく。
自生地においてランか植物は光争奪戦、光合成能力での「負け組み」植物である。

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 植物のベースロードエネルギー      
       本当に光合成のみのエネルギーで
       生き続けているのか????

kouza 2at